3人が本棚に入れています
本棚に追加
野犬の正体
リーズと東架はエレベーターでリラックスルームに向かう途中、レゾンがいた事を思い出した。慌てて戻ってみるがすでにレゾンは地下で野犬一匹を丸ごと持ってきていた。
リーズはレゾンの顔を見て少しゾッとした。
あれだけの野犬を相手にして無表情で息が上がっていなかった
東架は急いで損傷のない気絶した野犬を冷凍室に運んだ。
そしてまたエレベーターでリラックスルームに向かった。
リラックスルーム↓
「東架:あれだけ傷ついていないサンプルならばだいぶ調べやすいな。流石はレゾンだ。」
「リーズ:相当の使い手だな。どこで武術を学んだんだ?」
「レゾン:…さあな……。」
怒っているのか?とリーズはそう思い気を悪くしたが東架が
「東架:リーズバイフェ君…レゾンは昔の記憶がないんだ。」
「リーズ:…記憶がない?」
「東架:何でも倒れているとこを助けたと言うが、詳しい事は分からない。《第一発見者》に聞いてみるといい。」
「リーズ:第一発見者…?」
「東架:僕はしばらく研究所にこもる事になる。まあレゾンが気になるとしたら調べてみるといい。コレが住所と地図。」
二枚の紙をリーズに渡す。この時と同時に
「東架:野犬の事も調べられる可能性がある。」
「リーズ:…分かった。」
「東架:レゾンはリーズバイフェ君を途中まで連れて行ってやりなよ。バイクの音で野犬が集まるかもしれないから町にはいったらすぐに降ろしなよ。その後パトロールよろしく。」
レゾンは静かに頷いた
「リーズ:それではいってくる。」
「東架:野犬に気をつけて。」
最初のコメントを投稿しよう!