戦友

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「リーズ:…その知り合いに会う事はできるか?」 「レゾン:あいつの所か…電気造機のバッテリーも無くなってきたからな……少し遠いが行くか。」 レゾンの知り合いとは町外れの山奥に住んでいるとリーズは聞いた。 レゾンはバイクを用意した。これも知り合いが作った特注品だとか。 レゾンはバイクにまたがり、リーズを後ろに乗せた。 「リーズ:聞きたいことがあるんだがいいか?」 「レゾン:なんだ?」 「リーズ:今更だが、あの野犬は一体何なんだ?」 「レゾン:俺もこの前会ったばかりだから詳しくは分からない。これもあいつに聞いてみるか。野犬の一部もあるし。」 そう言って小さい袋を取り出した。中には野犬と同じ色の毛が入っていた。 「リーズ:彼には私のことをどう紹介するつもりだ?」 「レゾン:…戦友ということでいいだろう。」 「リーズ:戦…友…。」 「レゾン:名前は確かリーズバイフェといったな。」 「リーズ:ああ。」 「レゾン:リーズ、と呼んでもいいか?」 「リーズ:…えっ!?突然何を…?」 「レゾン:親しい呼び方ならコレだろ。それに長いし……。」 「リーズ:……まあ…いいだろう…。(そんな呼び方をしてくれたのはこれで3人目だな…。)」 「レゾン:この町……何か起こるな…。」 「リーズ:ああ、きっと大変なことが起こる。だが大丈夫だろう。(なんせ…戦友がいるし。)」
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