異世界到着

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「それにしても…」 マリアはアキラのミニ太陽により抉られた地面を見つめる 「あんたどんだけ魔力あるのかしらね…」 ため息混じりにアキラを睨む それに対してアキラは 「しらない」 と軽く返す 「あんたの体の事とか教え損なった事とかは片っ端から神様から聞いてきたけど… 予想以上にむちゃくちゃね…」 「俺の体がなに?」 「さっきこの世界の人は魔力を溜める魔臓があるっていったけど あんたは全身が魔臓みたいなもんなのよ 聞いてない?」 神様は一応体に魔力を溜める というようなことは言っていたがアキラが覚えているかは別の話になる 「なんか言っていたかも つか体全身が魔臓って… 許容量ハンパないってこと?」 だいぶ噛み砕いた解釈だ 「間違ってはいないし…訂正してもわかんないだろうからいいわ」 マリアも結構てきとうだ 「それよりあの神様が伝え損なった事ってなに?」 アキラにはそちらのが重要みたいだ まぁ普通に考えればそちらも相当重要だが 「あーなんだっけかな… たしか世界の名前とかそういう類」 たしかに神様は世界の事についてはなにも言っていなかった 「一応話しとく?」 「じゃあ簡単な話だけ」 「わかったわ じゃあまず世界の名前はクレア 私達がいる場所が悪魔に唆された人間がいる大陸でルシア 他にもいくつか大陸があって言語は共通 まぁ神様の力か勝手に翻訳されてるあなたには関係ないけど 話を戻して、この大陸は国が7つあって 今はそのうち4つがごたごたしてるわ で、悪魔に唆された人間…めんどくさいから悪人がいる国は不明 だけど上層部丸ごと悪人らしいから少し探れば見つけられると思うわ それで今から向かうのが信頼の国イリアよ ちなみに大陸名や国の名前世界の名前が人名っぽいのはその国や大陸を代表する英雄の名前が使われてるから わかった?」 説明を終えなにかを成し遂げたように額の汗を拭うマリアの目にはこっくりこっくりと船を漕ぐアキラの姿がうつった この後アキラが殴られたのは言うまでもない
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