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光を抜けた先は広い草原だった
草原と言っても草ばかりではなく岩もあれば木もはえているが
表現的には草原というのが一番あっていた
「人目を避けるために…って理由かな…?
まぁ…とりあえずあの爺さんパートナーよこすって言ってたし待ってみるか
と思ったんだが…なんか荷物が変わってる…
服装も…」
今のアキラの服装は普通の黒いズボンと七分袖の黒Tシャツを合わせたような感じだ
鞄はアキラが普段使っている肩下げだが先ほどとは膨らみ方が明らかに違っていた
「まぁ…荷物チェックで時間潰せばいっかな」
脳天気である
「これは…ナイフか」
まず出てきたのは鞘付きの刃渡り20センチ程のナイフ
コンバットナイフとでもいうやつだろうか
次は十得ナイフ…ではなく25得ナイフ
基本的な爪きりなどの他に缶切りや栓抜きなどこの世界で本当に必要なのか疑いたくなる機能のものがいくつも付いている
「ナイフ持ってて捕まったりしないだろうな…」
不安になったが気を取り直して荷物チェックを続けることにするようだ
そして、鞄からは先ほどのぬいぐるみと拳サイズの布の袋、アキラが今まで使っていたのと少し形の違う携帯電話らしき物がでてきた
拳サイズの布袋には500円くらいの大きさの金貨と100円くらいの大きさの銀貨銅貨がぎっしとはいっていた
「布の中身はまず間違いなくこの世界の金だよな…
ケータイは…後で調べればいっか
ぬいぐるみは放置で問題ないな」
荷物チェックは終了
ケータイもどきはいったん放置するらしい
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