工藤 弥尋

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『ほんと…いつもいつもすいません』 深々と頭を下げる母の脇で鼻をほじる少年 『弥尋!!あんたも謝りなさい』 無理矢理頭を下げさせられた小2の夏 初めての喧嘩は同じクラスのガキ大将だった 一回り以上あるガキ大将をボコボコにしてしまった 弥尋『母ちゃん、悪いのはあいつだ!!あいつが粘土を…』 “ゴツン!!” 殴られた頭をさすりながら、ひたすら謝る母を傍観した 1人っ子で自由気ままな弥尋は空手の師範代だった父の教えで幼少期から道場に通った 才能が開花したのは小1の時の大会で優勝した時 弥尋は殴る快感と勝利の快感を幼いながら得た
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