MU KU I

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「あーあ簡単に堕ちちゃったよ。こいつ」 男が言う 零れ落ちる笑みを抑えながら 「もう、周り見えてね~んじゃね」 ジェジュンの背後からも もう一人の男が楽しそうに笑った 背後の男はジェジュンの腰だけを高く掲げさせ自らを突っ込み、自由奔放に腰をうごめかしている ベットに這いつくばるように身を投げ出していたジェジュン 必死で男たちに神経を集中させながら薄れゆく意識をつなぎ合わせていた 「ユチョン。奥つついてみ?………簡単にイクよ」 手前の男が言った それに対しユチョンと呼ばれた男が、ふっと鼻先だけで笑う 「ユノひょん、まるで知ってそうな口ぶりだね」 その言葉に、にやりと…、男 ……ユノが笑った 「俺がじゃ、ね―よ?」 「じゃあ、誰の受け売り?」 「さぁ―な」 笑いを含んだユノの言葉にジェジュンは静かに視線をあげた その視線が自分を見下ろすユノと絡まったと思った瞬間 急に、口に出入りするユノの塊が固さを増す 同時に、腰の動きが強まる 猛ったユノは数回ジェジュンの喉奥を強く突きあげる そして、全ての熱が集まりきり更にそれが膨張を見せた時 ずるんっとユノは己を引き抜いた 休む間もなく自らの手で胴部を握りこむ そしてシュッ、シュッと数回しごきあげると その先端部分をジェジュンに向けた ジェジュンは咄嗟に目を閉じる 「っ…―ふっ―!!!」 びゅる、びゅるっ…と 勢いをつけ自分めがけかかってくる生暖かいシャワー 逃げることもなくジェジュンはソレを顔で受け止めた 「……はっ」 ジェジュンの顔を汚し、全て吐き出すとユノは満足そうに微笑む 薄く細まった瞳 キツイ視線が怖かった ジェジュンは身を竦ませた .
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