MU KU I

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背後のユチョンは動いたまま… 体はとっくに悲鳴を上げていた 耐えきれず、しわくちゃになったシーツを握りしめる やめて…・・ やめて・ おかしく…なる 頭は完全に煮えつつあった ──けれど、 ジェジュンは逃げようとはしない 家の前で無理やり車に連れ込まれた時も、 そのまま、やっすいホテルに無理やり連れ込まれた時も そして、こうなった今でさえ 小さな抵抗を繰り返すものの目立って大きな抵抗を見せなかった それには訳があった ジェジュンは彼を知っていた 自分の唇を蹂躙して野生の笑みをみせるこの男 彼は……、 「あっ‥!!」 突如として、強まるユチョンの動き 高まる官能 全てが吹き飛ぶ ──狂い 始める 「すっげ。中うねってる。いっぱいやるからもっとウネらせて?」 嘲笑を含むユチョンの声 それに対しジェジュンは乾いた笑みを漏らした 半開きになる口元 とろんっと重くなった瞼 漏れる声 締まりの悪くなった唇からは甘い声と共に、涎が垂れ落ちて 普段の、可愛くて清楚なジェジュンはどこにもいない 完全に汚された それは多分、ユノが望んだ姿 ジェジュンは分かっていた 彼は自分を汚したいんだ、と 「ぁ―…、ぁ、あ」 「お。締まってきた、いいか、そのまま締めとけよ」 「ぁ―…っ!」 「……ふっ…」 中だしされる 一瞬意識が途切れる けれど、直ぐに連れ戻された .
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