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背後のユチョンは動いたまま…
体はとっくに悲鳴を上げていた
耐えきれず、しわくちゃになったシーツを握りしめる
やめて…・・
やめて・
おかしく…なる
頭は完全に煮えつつあった
──けれど、
ジェジュンは逃げようとはしない
家の前で無理やり車に連れ込まれた時も、
そのまま、やっすいホテルに無理やり連れ込まれた時も
そして、こうなった今でさえ
小さな抵抗を繰り返すものの目立って大きな抵抗を見せなかった
それには訳があった
ジェジュンは彼を知っていた
自分の唇を蹂躙して野生の笑みをみせるこの男
彼は……、
「あっ‥!!」
突如として、強まるユチョンの動き
高まる官能
全てが吹き飛ぶ
──狂い
始める
「すっげ。中うねってる。いっぱいやるからもっとウネらせて?」
嘲笑を含むユチョンの声
それに対しジェジュンは乾いた笑みを漏らした
半開きになる口元
とろんっと重くなった瞼
漏れる声
締まりの悪くなった唇からは甘い声と共に、涎が垂れ落ちて
普段の、可愛くて清楚なジェジュンはどこにもいない
完全に汚された
それは多分、ユノが望んだ姿
ジェジュンは分かっていた
彼は自分を汚したいんだ、と
「ぁ―…、ぁ、あ」
「お。締まってきた、いいか、そのまま締めとけよ」
「ぁ―…っ!」
「……ふっ…」
中だしされる
一瞬意識が途切れる
けれど、直ぐに連れ戻された
.
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