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シンジ達は痛みに苦しむしんのすけを第三病院に連れていくと風間と同じく即入院した。
同行したひまわりは事務所に保護された。
アスカは事務所に戻ると星の本棚に入り検索を始めた。
アスカ「メモリの名称はバード!」
キーワードを言うと本棚は反応し無数の記憶の中から一冊の本が出てくる。
アスカ「やっぱり、そう言うことね。」
アスカは取り出した本を読むと自分が考えていたことが当たっていたことに対して目に手を当てる。
シンジ「ひまわりちゃん、何で家に帰りたくないんだい?」
事務所の椅子に座るシンジは向かいに座るひまわりに質問する。しかしひまわりは顔を隠し無言の状態が続く。
シンジ「どうして黙ってるかな?」
困り果てるシンジだがそれでもひまわりに心を開いてちゃんと話してくれるよう優しい声で問いかける。
ミライ「パパ、ミライに任せて!」
シンジの服の裾を引っ張ったミライはそう言いながら台所に向かう。そうしているとミライは台所から姿を表すとその手にはお菓子を大量に持っていた。
ミライ「お腹が空いてるんだよね?食べて!」
気を利かせたのだろう。ミライはこんな重苦しい空気の中では喋れることも出来ないと思いひまわりの為にお菓子を持ってきたのだ。自分と年齢も変わらない無邪気なミライの優しさと笑顔にひまわりはぐっと拳に力を入れると口を少し動かしかけた時だった。
アスカ「コンビニ、旅行代理店、交番、歯医者…。」
何かを呟きながらアスカが地下室から出てきた。
ヒカリ「どうしたの急に?」
アスカ「野原しんのすけが襲撃した場所よ。検索の結果、一見バラバラに見えたこの場所にはある共通点があったわ!」
シンジ「共通点?」
アスカ「ひまわりちゃんの新体操競技のライバル達、襲われたのは全てその子達の親が働く職場よ!」
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