第十五章

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「ルカ」 「…リツカさん」 来てしまった、月曜日の放課後。 できることなら、永遠に日曜日を繰り返していたかった。 「行こうか」 静かに笑うリツカも、どことなく緊張しているように見える。 予想できるのは、修羅場。 楽しい茶話会とは違う。 リツカと手を繋ぎ、教室を出る。 一目につくことも、安藤にリツカと私を気にされていることも、考えられなかった。
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