バカとクリスマス

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今日も、あまり勉強したくない為鈴村さんや西原さんを勉強に誘い、先手を打ったつもりだった。 が、そんな甘いコトを委員長が許すワケがなかった。 今日は委員長の部屋で勉強会。いつもは俺の部屋なのに、今日に限って委員長の部屋。 委員長の部屋は8畳。入って、前には勉強机があり、少し右にスペースが空いてあってベットがある。入ってすぐの右手には棚やタンスがあり、棚にはファッション誌や参考書などがしっかりとわけられ並べられている。 部屋の真ん中には座高の低いコタツがあり、エアコンのタイマーでもしてあったのか暖房が効いており、すでに部屋があったまっていた。 女の子部屋だからといって、部屋が全体的にピンクだったりフリフリが付いているワケではないが、清楚で素朴な感じの部屋だった。 「や、やられた……」 ボソッと小声で呟いたにも関わらず、鈴村和(『漆黒の一刀』)さんは気づき「どうしたんだい?」と聞かれた。 「ゲームしたい。今から漆黒ン家行っていい?」 「いいよ来なさい!ゲームするなら任せなさい!」 「天道くん!今日は勉強しに来たんですよね?」 笑顔が恐いっス、委員長。そして、なぜ俺オンリー??
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