バカとクリスマス

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俺は、時間を持て余すのは性じゃないので、トイレに行こうとしたトコロ、委員長のお母さんとばったり会って、リビングでお茶を頂いている。 「ふ~ん。優太くんとそんな約束をしたんだ~。どうりで最近嬉しそうと思ったら、これで謎が解けたわ」 委員長のお母さんに下りてきた理由を事細かく説明したトコロ、何故か満足そうな笑みを浮かべていた。 帰ってオンラインゲーム…、いや、今日の気分的にネットゲームかな?とりあえず、勉強は少ししようかな~…? 「でね、優太くん。もし、優太くんのミニスカサンタが決まったら、姫子を押し倒しちゃっていいわよ」 「わかりました。とりあえず、押し倒して反応を伺い…大丈夫だと思ったらヤっちゃっていいんっスか?」 委員長の母さんは「いいわよ。ガンガンしちゃって」と笑いながら言ってくる。 こんな『もし』の話ししても、俺がテストでイイ点数とらなきゃ意味が無いんだけどね。 「優にぃ、もう入って来ていいよー!」と2階から柚の呼ぶ声が聞こえてくる。 どうやら終わったらしいな。声色からして柚の機嫌も直ったようだな。 「うぃ~。ちょっと待っててくれ。あっ、一つだけ質問してもよろしいですか?」 「いいわよ。娘たちのコトなら何でも聞いちゃって!」 「柚を押し倒しても大丈夫ですか?」 こんな質問をする俺が思うのも何だが、オッケーって言ったら少しばかり神経を疑いたくなりますね。 「さすがにダメね」と俺が思っていた答えが返ってきた。俺はお茶を飲み干し、2階に上がって行った。
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