バカと買い物

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俺は、一カ所でしかゲームやマンガなどを買う。なので、少し遠くなってしいバス代が掛かってしまう。 俺は目的のゲームも買えたし、ポイントも貯まったし、良かった良かった。 ここに2時間は居られるな。けど、柚と一緒に居ると教育的に悪いと思う。 この店は、あまり大きくないのに幅広いゲームやマンガ、はたまたガチャガチャなど沢山詰め込んでいる。 そのせいで、自然と通路が狭くなっており、すれ違う際には片方の一人が動きを止めなくちゃいけないくらいだ。 「優にぃ、ガチャガチャやりたいな~」 これは……俺に金出せと。この歳から、男に金を出させようとするテクニックって凄いな。いや、ヤバいの間違いか……。 「ほらよ、二百円」 俺から受け取り、ガチャポンにお金を入れてレバーを一回転させた。 「おっ、シークレットじゃねェか……運良いな柚」 「えっ!?そうなの優にぃ!?えへへ……大切にするよ、優にぃ」 柚の笑顔にドキッ!と、してしまった。これは、『ヤバい』と、思い、小さく深呼吸した。 「ねぇ、優にぃ。これから映画館行こ!行こ!ねぇねぇ、何見たい?私は恋愛映画見たいな~?」 あれ?映画見に行くコトになってる。俺、いつオッケー出したコトになってんのかな? 「俺は何でもいいぞ?」 そうそう。とりあえず、俺には拒否権も無いんだし、問題は金が足りるか? そんな不安を抱えながら、映画館を目指して歩き出した。
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