18人が本棚に入れています
本棚に追加
ならどうして『いつも通り』があるなら『そうじゃない』があると、思わなかったのか。
いや、これも違う。そうではない。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
どうして『そうじゃない』ことから逃げ続
・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・
けることができるなどと、僕は思い込んで
・・・・・・・
いたのだろうか。
既に一度、経験したからたかをくくっていたのか?ならばそれはひどく馬鹿げたことだ。
たった一度、経験したくらいで
逃げ続けられる理由など、どこにも無かったはずなのにだ。
一応説明しておくと、これはただの無能な少年が無能であり続ける退屈な物語だ。
ただの無知な少年が無知であり続けられなかった馬鹿な物語だ。
そして、
たった一言、簡単な言葉も言えなかった、どこまでも無能で、あり得ないほど無知で、どうしようもないほどにふざけた、臆病者の物語だ。
だからこれは、本来語りたくもないし、見たくも無い過去であり記憶(ログ)だ。
断っておくがこれをあなたが見る必要性は本来ない。これは僕が確`認`しておかなければならない過`去`に過ぎないからだ。
けど、退屈なら見てくれたって構わない。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
まぁ、あなたは既に一度見てきたのだろう
・・
けど。
最初のコメントを投稿しよう!