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「…んーっ…もう朝‥?」
カーテンの隙間から漏れる日ざしで私は目が覚めた。
「‥あれ‥私あの後どうしたんだっけ‥」
学校が終わった後
原宿をブラブラふらついて‥
隣には
スースーと音をたてて眠っているすばるがいた。
あ、そうだ。
あの後すばると一緒に飲んで
そのまますばるのマンションで寝ちゃったんだっけ。
ベッドの下を見ると
酔いすぎて脱いだ覚えもない下着やら衣服やらが散らばっていた。
あーあ
覚えてないのにヤっちゃったよ。
まぁその方がいっか。
シャワーを浴びようとベッドを降りた時
すばるの声がした。
「‥あみ‥起きたん?」
「うん。シャワー借りるね。私そのまま学校行くから、お金はそこに置いておいてね」
「おん。ナンボいる?」
「‥うーん。昨日ことはよく覚えてないし、5万でいいよ」
「覚えてないんかい(笑)んじゃ、置いとくわ」
すばるはそう言って笑った。
そんなすばるに私は愛想笑いを返し
そして洗面所に向かった。
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