短編小説

2/6
前へ
/6ページ
次へ
あぁ、やっと会いに行ける!待っててね、僕の…! ~僕の眠り姫~ 「たっだいま~~~!!!」 「黙れ」 スコーーーンッ!!!! うっわいきなりお茶缶投げられた!僕一応ここ(ミルフィオーレ)のトップなのに~。 「いきなり何するのさ正ちゃん!!」 「五月蝿い。黙れ。やっと骸さん寝たのに耳障りだ。」 ・・・一番の部下にここまで言われる僕っていったいorz 「っつうか骸くんおねむ?(小声」 「えぇ、昨日は寝てないみたいです。」 わぁ、可愛いなぁ…睫長いし肌白くて人形みたい… 僕が起こさないように頭を撫でると、正ちゃんは立ち上がった。 「起こしたら承知しませんからね?」 上着を腕に掛けて、正ちゃんが出口に向かう。 「…はーぃ…」 小さく返事をして、出て行く正ちゃんを見送った…。 とは言ったものの。 「フフッ♪…いつもは触ったら怒るのにな~…」 横向で寝てるからサラサラの前髪は目を覆ってる。 僕は頬を撫でるように優しく前髪を掻き分けた。 「綺麗だなぁ…」 そういえば、弱小マフィアを潰す為に骸くんとの時間潰してた。 もう1ヶ月は骸くんに触れてない…。 「骸くん…」 *
/6ページ

最初のコメントを投稿しよう!

9人が本棚に入れています
本棚に追加