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「やぁ…愛希さん。こんな時間に学校に居て何か忘れ物ですか?」
『あっ!?坂原先生!!もう…脅かさないんで下さい!!
生物実験室から出てきたから幽霊だと思ったじゃないですか!!』
「アハハ…ゴメンゴメン♪」
そう言って先生は笑っていた。
この人は、坂原先生…。
最近この学校に来たばかりの新人の若い男の先生で、私のクラスで生物を教えている先生だ。
「そうだ…実は君に話があるんだけど、ちょっといいかな?」
『話ってなんですか? 』
「まぁ…立ち話もなんだから中に入って話をしよう…」
『はあ…?』
そう言って私は先生に生物実験室を入る
ように言われ中に入る。
『…で話ってなんですか?』
「あぁ、ちょっと待ってね…」
そう言って先生は入って来た扉の鍵を
閉める。
『あの…何故、鍵を閉めるんですか?』
「あぁ…これね」
すると坂原先生は黒い笑みを浮かべながら私に近づいて来る…。
「それはね…誰にも邪魔されたくないのでね…」
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