第1章 出会う

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「やぁ…愛希さん。こんな時間に学校に居て何か忘れ物ですか?」 『あっ!?坂原先生!!もう…脅かさないんで下さい!! 生物実験室から出てきたから幽霊だと思ったじゃないですか!!』 「アハハ…ゴメンゴメン♪」 そう言って先生は笑っていた。 この人は、坂原先生…。 最近この学校に来たばかりの新人の若い男の先生で、私のクラスで生物を教えている先生だ。 「そうだ…実は君に話があるんだけど、ちょっといいかな?」 『話ってなんですか? 』 「まぁ…立ち話もなんだから中に入って話をしよう…」 『はあ…?』 そう言って私は先生に生物実験室を入る ように言われ中に入る。 『…で話ってなんですか?』 「あぁ、ちょっと待ってね…」 そう言って先生は入って来た扉の鍵を 閉める。 『あの…何故、鍵を閉めるんですか?』 「あぁ…これね」 すると坂原先生は黒い笑みを浮かべながら私に近づいて来る…。 「それはね…誰にも邪魔されたくないのでね…」 .
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