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あの後…坂原先生の回りに少し煙りが舞い上がり煙りの中で先生は膝を付いていた。
「くっ!?ヤバい…身体が…苦し…い…」
そう言って先生は突然…苦しみ出し、私は流石に心配になって声を掛けた。
『あの…先生、大丈夫ですか?』
そう言って私は坂原先生に近寄り肩に手を乗せる
すると、先生の肩に置いた手の所が小さく薄く透け、すう…とすうり抜けた。
『きゃ!?先生…身体が…透けてますよ…』
私が、そう言うと先生の姿が変わり…見た目、私と同じ年の男の子になっていた。
「痛たた…もう、君の所為で元の姿に戻っちゃたじゃないか…」
そう言うと男の子は立ち上がり膝に付いたゴミを手で払った。
『あの、貴方は…まさか噂の幽霊!?』
「ん?君も俺の事知ってるんだ♪
そうだよ俺は、あの生物室の噂の幽霊…左岸隆盛(さがん.りゅうせい)。
初めまして愛希ちゃん、よろしくね♪」
そう言って左岸は私の手をギュッと強く握った。
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