14人が本棚に入れています
本棚に追加
『えっ?何で幽霊なのに私に触れる事が出来るの?』
「それはね、愛希ちゃんの強い霊感の力で君に触れる事が出来るんだ♪」
そう言って左岸は私の肩を抱く。
『霊感?私はそんな力なんか持ってないよ…』
「いや…愛希ちゃんは凄い霊感の持ち主だよ~♪
しかも俺達は運命の赤い糸で結ばれているから君を抱き締める事も出来るんだ💕」
そう言って左岸は私に抱き着いて来た。
『キャッ!?何すんのよ!!この変態!!』
私は左岸の顔を思いっきりぶん殴る。
左岸はそのまま奥の壁にぶつかり、大人しくなった。
『初めて会った貴方と私が運命の赤い糸で結ばれている訳ないでしょ!!
ていうか何で私の名前を知ってるのよ!?』
「痛てて。愛希ちゃんったらこんな事で怒るなんて、かっわいい~💕」
私の話を無視して殴られた顔を撫でる。
『私の話…聞いてなかった?何で私の名前を知っているの?
答えないともう一発殴るわよ♪
そうね…次はこのイスを使おうかな?』
「えっ!?愛希ちゃん、それはカンベンして!!
今から話すから!!」
流石にそれはマズイと思った左岸は話を始める。
最初のコメントを投稿しよう!