さん

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今までを振り返ると、この暖かさはいつも周りにあった筈だ ギルドの奴等に… レグア… ジンがただ、視ていなかっただけだった ジン「これからは……守る為に強くなりたい…」 復讐を忘れるわけではない でも、それだけに生きることはやめよう… そっと、男の子を離す 「もう良いの?」 ジン「あぁ、…しかし、あの雷帝が…あんな事を言うなんてな…」 何だか気恥ずかしくて、茶化す 「違う、言ったのはお父さん」 ジン「だから雷帝だろ?」 ふるふると首を横に振る 「えぇと、お父さんは炎帝なの、雷帝はパパ」 炎帝がお父さん!? ジン「雷帝の子供じゃなかったのか?」 聞くと、言いづらそうに口を開いた 「パパもお父さんも本当の家族じゃないんだ…あのね、俺は産まれてすぐに魔物のいる森に転移してきたんだって…」 ジン「それは……」 捨てられた…? 「パパ達が気付いて拾ってきたって……内緒で話してるの聞いちゃった…」 だから、聞き返されたのか…家族はいるかと 「俺は、産まれてこないほうが良かったのかな?」
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