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祝福と喝采の中で
馬車に引き摺られる僕は
丘の上にある城へ向かった
涙目で親切そうな顔
お姫様が僕に言った
「今度は失敗しないで」
給食を隠れて残してた
小学生がじっと僕を見てる
勿体無いなら食器はいらない
いつだってそう
先生の顔は忘れたけど
君の幸せは僕の幸せじゃない
言わずに飲み込んだ僕は
もう別人のようで
わかってる
もうわかってるよ
手に入らないもの
全部捨てたとしても平気
幸せだって思えること
忌み嫌ってた感情も
もういいよ
もういいんだ
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