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「ただいま…」
「お帰り、まー君」
家に着くと、母親が廊下で掃除機をかけていた
「ご飯まだ出来てないから、先にお風呂入ってなさい」
「わかった」
真夜は脱衣所へと行き、雨に濡れた制服を脱ぎ捨て、湯舟に浸かった
「ふぅぅぅぅ…」
湯舟に浸かりながら、真夜は自分の右腕をまじまじと見つめていた
「明日は晴れるといいなぁ…」
そんな事ばかりを考えている気がする
「やっぱり好き…なのかな…」
真夜は少し照れ笑いを浮かべながら、髪を洗い始めた
食事中でも、真夜は未歩の事で頭がいっぱいだった
「どう?まー君、美味しい?」
「うん、美味しいよ」
「そう、ありがと」
母は嬉しそうな顔をしたが、正直、未歩の事ばかり考えていた真夜には、ご飯の味などさっぱりわからなかった
ベッドに横になっても、真夜は未歩の事で頭がいっぱいだった
「明日はなんて話そうか…とりあえず俺の自己紹介からだな」
自己紹介の内容を色々とシュミレートしているうちに、真夜は眠りに着いた
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