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ルカはライルに手を引かれて歩いていた。
午前中で授業が終了だった為今から寮に行くのだ。
ライルは自分からルカを案内すると言って案内役を買って出た。
・・・・・で。今に至るのだが・・・
何故手を引いているのか判らない。
はたから見れば弟の手を引くお兄さん?って感じだろうなと思う。
だって。僕小さいから。
ルカはため息をつく。
ライルは振り返って言う。
「どうした?疲れたのか?」
ルカは首を振って言う。
「ううん。違うよ。」
ライルは微笑んで言う。
「なら良かった。もう直ぐ着くぜ。」
そう言って角を曲がった時だ。
ルカは驚きの表情になった。
「何!これ!」
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