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翌朝。
2人は一緒に登校していた。
もちろん。
ルカはあの鬘をつけている。
そしてやっぱりライルはルカの手を引いてる。
ルカはため息をついた。
「ん?どうした?」
ルカは困ったような表情で言う。
「ねえ。どうして手を繋ぐの?」
ライルはにっこり笑って言う。
「いや。この方がお前を護りやすいかなって。それとも抱っこの方が良いか?」
ルカは慌てて首を振る。
「ちょっと待ってよ。何か変でしょ?何で抱っこなの?」
ライルはにんまりして言う。
「俺はお前を護るって決めたんだよ。お前。何か危なかしくって見てられないんだよな。」
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