5223人が本棚に入れています
本棚に追加
/616ページ
ルカは頷くと言う。
「うん。判った。見えた。ね。兵士長さんも一緒に?」
ルカの言葉に兵士長は驚いた表情をする。
「え?5人運べます?」
ルカはにっこりして言う。
「簡単だよ?」
そう言って指をパチン!と鳴らした。
5人は一瞬にしてキルリアの王城での居室に転移していた。
「おおー。やっぱりっぱな部屋だねー。」
ザンガルが口笛を吹きながら言う。
ライルは苦笑する。
兵士長は呆然としている。
「な。陣も展開せずに指を鳴らしてって・・・・・・・・・」
キルリアはクスクス笑うと言う。
「我等が守護するルカですよ?
普通だと思って貰っては困りますよ?
これから・・・・・・生涯を掛けて彼を護るのです。
我々はそれを喜びとしたのです。」
そう言ってキルリアはルカに微笑みかける。
ルカは嬉しそうに微笑み返す。
最初のコメントを投稿しよう!