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ザンガルは剥がされて嫌そうな表情をしルカとライルは楽しそうに微笑む。
「あ・・・・・あの。」
兵士長は遠慮がちに声を掛ける。
4人が注目すると言い始めた。
「これから皆様にはまず此処であちらに用意した服に着替えて頂きます。
それからある場所で審査を受けていただきます。」
キルリアは眉を寄せると言う。
「審査?」
「本当に聖騎士にふさわしいのか確認させていただきます。」
3人は不機嫌そうになりルカは大きく息を吐いた。
「精霊達の認めた3人だよ?信じられないの?」
兵士長を見上げるようにして言うルカ。
キルリアは大きなため息をつくと言う。
「どうせ。言い出したのは貴族達でしょう?実際に見なければ納得しないと。」
キルリアの言葉に兵士長は困ったような表情をする。
「・・・・・・・・はい。」
頭を掻きながらザンガルが言う。
「しょうがねえな。俺等は見世物かよ。」
ライルも苦笑する。
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