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4人が着替え終わって少しした頃また兵士長が入って来た。
「準備が済んだようですね。ついてきて下さい。」
そう言って兵士長は歩き出した。
4人は後をついていった。
そして・・・・・・・
着いた先は大きな闘技場だった。
「中央の武舞台で・・・・・・お待ちください。」
4人を其処に待たせて兵士長は別の場所に移動した。
暫くすると観客席に多くの貴族達が入って来た。
4人は衣装に合わせた仮面をつけているので素顔は見えないがあまりいい気分ではなかった。
完全に見世物の気分だからだ。
キルリアは不満そうな表情で呟く。
「今の貴族は自分勝手な者が多いですからねえ。困ったものです。」
「そうだな。」
遠い目つきでザンガルも同意する。
その時声が掛かった。
「では。これより審査を開始したいと思う。
本物の聖騎士であることを証明して欲しい。」
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