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その途端。
3人はルカを取り囲むように立ち周囲の貴族達を睨み付け言う。
「我等が護る主を化け物だと?誰だ!」
「命を護る行動をして何を否定する!」
「貴様等!絶対許さねえ!」
3人は魔力を噴き上がらせる。
貴族達から悲鳴が上がった。
その時貴族達の中でも一際立派な席に腰掛けていた男性が立ち上がり言う。
静かに話しているのだが周囲に不思議な程響き渡っていた。
「非礼はお詫びしよう。聖騎士の諸君。我等はそれほど驚いたのだとご理解いただきたい。」
その男性を見てキルリアは呟いた。
「・・・・・・父上。」
そう。その男性は王だった。
「今の行為で君達が護ろうとする幼子の力量は測れようと言う者だが・・・・・・・君達が本当に聖騎士であると言う事を納得させて欲しい。」
王の言葉にルカは眉を寄せる。
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