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‥‥‥ズガアァァァァンンン‥‥
闘技場の舞台の周囲に巨大な雷が幾つも落ちた。
あまりの眩しさと音や衝撃に周囲は静まり返った。
気がつけばザンガルは両手に火花を散らせて周囲を睨み付けていた。
「煩い!!!!!!!!!黙れ!」
ザンガルは雷を纏わせて周囲を睨みつける。
その時にはルカはライルの腕の中に居た。
ライルは震えるルカを抱きしめる。
キルリアはその前に立ち両手に黒い闇を纏わせる。
「貴方達貴族は我々を本気で怒らせたいのですかね?」
キルリアの身体から魔力が上がる。
ルカは直ぐに顔を上げると言う。
「ダメ!そんなことしちゃ!」
目を擦り慌てて涙を拭うルカ。
ライルは無言でルカを見つめる。
ルカはライルに頷いてみせる。
するとライルはルカをそっと降ろす。
ルカはまずキルリアに抱きつく。
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