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「僕は大丈夫。だから・・・・」
キルリアは直ぐに魔力をを抑えルカを抱きしめる。
「判りました。」
ルカは微笑むとキルリアから離れてザンガルに抱きつく。
ザンガルも魔力を抑えルカを抱きしめる。
「ごめんな。どうしてもお前が哀しむと抑えが効かなくなるんだよなあ。」
ルカは嬉しそうにザンガルの頭を撫でる。
「ありがとう。僕。嬉しいよ?大好き。」
ルカがそう言った途端ザンガルの顔は真っ赤になって動きが止まってしまった。
キルリアとライルはため息をついた。
「?」
ルカは不思議そうに戸惑い後ろを振り返る。
キルリアはザンガルをルカから剥がすとそのまま転がした。
「気にしなくて良いですからさあ。始めて下さい。」
キルリアの言葉にルカは頷いて立ち上がり1歩前に出ると両手を左右に広げる。
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