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驚いた様子でアレクセイは言う。
「いや。驚いた。あんな表情のルカ君は見た事が無いね。」
ライルはルカを抱きしめたまま言う。
「今までルカは好きに囲まれ過ぎてて愛を知らなかったんですよ。」
大きく頷いてアレクセイは言う。
「なるほど。今まで知らなかったか・・・・・・・・そうか。
それでそんな純粋な反応になるのだね。
また。随分と可愛らしい反応だね。」
微笑みながらアレクセイは言う。
アレクセイの言葉にキルリアもザンガルも微笑む。
ライルも微笑みルカを見つめる。
「ルカ?」
ライルは少ししてからゆっくりと言う。
するとルカはそっと顔を上げる。
ライルはルカの耳元で囁く。
「愛してるよ。ルカ。」
するとルカはこれまでに見せた事の無い程の素晴らしい笑顔で微笑む。
「ほお。これは凄い。」
アレクセイも頬を染めてルカを見つめる。
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