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ルカはライルに抱っこされたまま何時ものように教室に入った。
そして皆が驚愕の表情でルカを見つめる。
「え?ルカ?何で?」
「その格好って・・・・・・」
「どうして?」
ルカは恥ずかしそうに鬘を外して周囲を見つめる。
「ごめんね。皆。僕ね本当は女の子なの。」
「「「「「「「「「ええーーーーー」」」」」」
周囲に大声が起こった。
ルカがピクリっと怯えたような反応をしたのでライルはルカを抱きしめる。
ルカは嬉しそうに目を閉じた。
その様子にクラスメートの1人が言う。
「何だ?お前等・・・・・出来てんのか?」
その言葉にルカは顔を真っ赤にしてライルの胸に顔を埋める。
言った本人の生徒は顔を真っ赤にして言う。
「ま・・・・まさか・・・ほんとに?」
「嘘?」
他の生徒達も騒ぎ出した。
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