再び学園へ

10/77
前へ
/616ページ
次へ
ルカとライルが離れた時周囲は沈黙していた。 ライルはそっと席にルカを座らせると自分も席に着く。 その時ちょうど先生が入って来た。 「おら。席に着け!」 面倒な様子で先生が言う。 生徒達は慌てて席に着いた。 全員が席に着いたのを確認して先生は言う。 「さあて。先日。神殿で正式に統べる者と聖騎士が誕生したのはお前達も知ってるな?」 ガイルの言葉に生徒達は顔を輝かせて頷く。 ルカは眉を寄せライルは沈黙を護る。 「実はその事で王から通達が来ててな。 国を挙げてのお祭りをしようってことになった。」 それと同時に歓声が上がる。 ガイルは途端に怒鳴る。 「煩い!黙れ!話を最後まで聞け!」
/616ページ

最初のコメントを投稿しよう!

5223人が本棚に入れています
本棚に追加