親らしくない親

悪夢の始まり

勇輔が産まれて数ヶ月が過ぎた頃『一本の電話』から悪夢が始まった。
『梶山さんのお宅ですよね？こちらＯファイナンスですが御主人いらっしゃいますか？』と、電話が自宅に入り私は知識が無かったので、それが借金取りとも知らず『いえ居ません仕事に出てます』と普通に応え一先ず電話を切り主人が帰宅した後に電話が在った事を伝えたが『知らない』の一点張りで私の話しすら聞かず私も主人の言葉を信じて『他の親戚の人の事だろう』と思ったが幾度と無く電話が掛かって来る…おかしいと思い母に事情を話し問い合わせして貰った

それは間違い電話では無く主人本人への電話だったのだ…それを機に他からも電話が入った。