25人が本棚に入れています
本棚に追加
ウンディーネ
「バトンを渡されました……よろしくお願いします」
イフリーナ
「べ、別に渡され無くたって良かったんだからね!」
フロス=ベラエ
「あらあら、渡されないと、この小説が成り立たないわ」
イフリーナ
「そ、そりゃそうだけど……」
フロス=ベラエ
「素直なのが一番だと思うわ」
イフリーナ
「素直だなんてあたしには……」
ウンディーネ
「アイデンティティー……それが何か?」
イフリーナ
「アンタの方がアイデンティティーの固まりでしょうが!!」
フロス=ベラエ
「あらあら、十人十色、皆違った個性があると思うわ」
イフリーナ
「……その個性を真っ向から否定した人がいるんですけど」
ウンディーネ
「個性が強い食材は……むしろ料理の調和を乱します」
イフリーナ
「この日記を料理例えるな!!」
フロス=ベラエ
「あら、比喩表現と思えば、こういった創作作品の大半は料理に置き換える事が出来ると思うわ」
イフリーナ
「……確かにそれは間違っていないけど……」
ウンディーネ
「バトンを渡されたという事なので、進行します」
イフリーナ
「話を無理矢理変えるな!!」
フロス=ベラエ
「でも、元はそういう話の流れなのよね」
イフリーナ
「……いいわよ、さっさと先に進んだらいいじゃない!!」
ウンディーネ
「進みます」
最初のコメントを投稿しよう!