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「えっと・・・・。くっ・・・クリスマスに女の子が作ってくれたら惚れそうな手作り料理ランキング ・・・・・。
1位 牛肉の赤ワイン煮。さっ流石に、コレは無理だよな。2位は・・・・。ローストビーフ、こっこれも。無理そぉだし。3位は パイ包み焼き。パイ包み焼き???あぁ、あと2時間で臨也来るよ・・・・なっ。はぁ~。」
PM4:00
少しずつ夕日が沈んでくる。
そんな中俺は必死に雑誌とにらめっこ。
だって・・・・今日ぐらいは俺の手料理を食べさせてやりたいって言うか。
べっ・・・別に、デレてねぇからなっ。
しかし、料理経験がない俺には結構 過酷で。
「あー、どーしょ」
そんな時だった。
ピンポーン-------。
チャイムが勢いよく響く。
「えっ・・・・・臨也。もぅ来たのか・・・??やっやべぇ」
俺は読んでいた雑誌をベットの下に押し込んだ。
押し込んだ雑誌には"X'mas手料理で彼をメロメロに!!~恋愛マニュアル巻末付録~"なんてピンクの文字で彩られていた。
ガチャッ。
ドアを開けた瞬間臨也は俺を抱きしめた。
「ちょっ!!おっ・・・・・おい!!臨也!!」
「あははっ。やっぱりX'masにシズちゃんに会えるなんて俺は幸せだなぁ~」
「おいっ!!やめっ。」
そんな事いいがらも恥ずかしくて嬉しくて顔が、ほてってしまう。
「あっ・・・・とりあえず、あがって・・・・。」
俺は臨也をソファーに座らせると、麦茶を取りにキッチンへと向かった。
「臨也~、お茶いれたっ・・・・・・ちょ!!!!「あはは~、シズちゃん可愛い~こんなの読んでるんだあ!!!」
臨也の手には隠したはずの雑誌があって。
「そっ・・・そんなんじゃねぇーよっ!!!!!」
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