50人が本棚に入れています
本棚に追加
｢じゃ～何であるのなかなぁ～??｣
俺は臨也から、それを奪おうとしたが手を捕まれた。
そんな俺をじっと臨也は見つめた。
｢んっ････だよ。｣
｢幽に･･･つくるんだよね････??｣
｢ふぇっ････??｣
臨也からは意外な言葉だった。いつも、自信過剰な癖に。
あまりにも寂しい顔をしていたから。
｢おっ････俺は、臨也の為に････作ろうとしたんだけど。｣
｢しっｼｽﾞちゃんっ!!｣
さっきの表情と一転、ぱぁっと明るくなって。
｢じゃあ、ｼｽﾞちゃんに何作ってもらおっかなぁ??｣
雑誌をﾍﾟﾗﾍﾟﾗとめくりながらニヤニヤして言う。
｢なっ･･･何がいいかっ??｣
｢んっ～、どぅしよっかなぁ??｣
｢決まったよ!!｣
｢どれだっ･･??｣
臨也は不敵な笑みを浮かべて一言。
｢俺の目の前であどけない表情しているｼｽﾞちゃんかなっ!!｣
～Fin～
最初のコメントを投稿しよう！