臨静 もし来神高校の平和島静雄が健気な『ビッチ』だったら。

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「おいっっ!!!」 「あはは、やっぱり起きてたんだぁ~「手前が、煩ぇからだよっ!!」 そぉ言ったシズちゃんの頬は薄っすらと桃色に染まっていて、さっきまで眠っていた事が伺える。 いや、それとも俺がからかったからか。 そんな俺は何時もの調子で受け答える。 「ひっどぉ~い!!折角俺は、シズちゃんといちゃいちゃしようと思ってたのになぁ」 「てっ手前と、いちゃいちゃするぐらいなら4限目行ったがいいよ。いやぁ死んだがいいか「ちょっと、シズちゃん、俺何気に凹んでんだけど・・・。」 「一生凹めっ!!」 「はぁ、悲しいなぁ。折角の二人in教室なのに、少しくらいデレてくれないわけ??」 「意味分かんねぇ事言ってんじゃねーよ!!」 「じゃあさぁー」 そう言った俺はシズちゃんの右の指に俺の左の指を絡めた。 一瞬で教室の空気が変化した。 「おっおい!!いっ・・・いざや・・・・・。」 やっぱりシズちゃんは 単純で。 そして、シズちゃんの左の指に俺の右の指を絡めた。 「やっ・・・やぁめ・・・ろっ」 そして純粋だ。 少し椅子から立ち上がり、シズちゃんを見下げる様に身を乗り出す。 照れながらも上目遣いで見上げるシズちゃんに、俺の理性なんて、もぅ存在していない。 シズちゃんの頬はさっきより真っ赤になっていて、またそれが色っぽい。 その表情は何か物欲しそうだった。 でも、今日は少しだけお預け。
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