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触れるだけの軽い接吻。
それだけなのに、シズちゃんから漏れる甘い声。
「ふはぁっん・・・・。もっと・・・・して??」
「えっ・・・・・・??」
シズちゃんの言葉にしては積極的で、クスッと笑みをこぼしながらも。
今度はさっきより甘いもの。
「ふぁあ・・・はぁんっ」
舌先を絡めただけで、こんなにも反応してくれると俺も興奮してしまうし、それに・・・・・虐めたくなる。
「はぁ・・・・はぁ。」
キスだけで、荒い息遣い。
舌先を入れただけで満足してるシズちゃんは照れながら俺に微笑んだ。
ったく、今からが本番だよ。
「何~シズちゃん、もぅ終わりだと思ってんの??」
「ふぇっ・・・」
さっきの笑みはなく表情が一転する。
「俺をここまで本気にしといて、これはないよっ!!~シズちゃん」
「ちょっ・・・いっ??臨也・・・・・・」
「何まさか、シズちゃんから誘っといて今更、恐がっちゃってたりしてぇ~??」
「そっ・・・・そんな事ねぇ「そぉ~だよねっ。舌先だけじゃキスの味なんて味わえないんだよね~。舌先は主に苦味を感じる所。でっ、舌の奥で甘味を感じる事が出来るんだって~。だから~「ふにゃぁん・・・・いじゃやぁあん」
漏れている声が凄く愛おしい。
壁に追い込んで。空いている右手と左手を絡める。
「ふにゃーはぁはぁ・・・。」
「キスは、舌の奥で楽しむものっ」
「い・・・ざやっ・・・。」
「あっ!!もぉすぐ、みんな帰ってくるんじゃないかなぁ。クスッ。なんでシズちゃん、そんなに息遣い荒いの~??わぁ~臨也狙われちゃうぅ~!!」
「はぁあっ!!てっ・・・手前の所為だろっ!!」
「え~臨也分かんなぁ~いっ!!」
そう言った俺は教室を出ようとした瞬間。
「おいっ!!臨也待てっ」
「んっ・・・・何っ??」
「だから・・・・・・
ちょっとだけ・・・・好きになった・・・・かも。」
「クスッ。ありがとぅ!!」
そぅ言った俺は携帯を取り出して
ピッ------
『ふはぁっん・・・・。もっと・・・・して??』
「あははぁ~、実はシズちゃんのヤらしい声録音しちゃったんだぁ。やっぱメール着信、いや、ここはあえて、目覚ましに「いぃぃざぁやぁぁ!!!!」
Fin
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