1.みさきとまろん

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そんな中に俺とまろんはいる。 俺たちはそんな地下通路の隅っこで、まろんが吹くブルースハープの合間に 俺が地声でラップする。 俺とまろんは中学生の頃から夕方になるとここに来ていた。 俺もまろんも通っていれば高2だけど、俺は一年で中退し、まろんは元々高校には行ってない。 とても普通の17歳とはいえない。
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