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電話といったら最初はとりあえず
「もしもし」
そうすると受話器の向こうから20代後半くらいだろうか、若い女性の声が聞こえた。
「柳さんの息子さんですか?」
と聞かれたが俺は冷静にこの質問に答えずこういった。
「どちら様ですか?」
すると、若い女性が間を1.5秒ほど空けて
「すいません。申し遅れました、亀川市民病院で看護士しています花井ともうします。
柳 涼気さんですか」
と、丁寧に答えてくれ、もう一度同じ質問をしてきた。
フルネームで名前を呼ばれた上に病院からの電話。妹に何かあったのかと思い。質問に答えた。
「はい。柳 涼気です。妹に何かあったんですか!?」
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