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で、本題に戻るんだが…
「安藤先輩…
いい加減放してくれない?
あと、仕事の説明は?
聞く時間無くなっちゃうじゃん」
「「あ」」
ちょっと、なにその“あ”って
忘れないでよね…
「あぁ…っと………すまん」
「ごめんね?恵ちゃん」
すまなそうに頭を掻きながら会長は言って、安藤先輩は私を放して首を少し傾けて言った。
「別に気にしてないからいいよ
それより…」
「あぁ、仕事のことは簡単に言えば俺の作った書類を確認したあと先生のもとに持っていったり、会議の準備をしたりと言うことだ。さらに簡単に言えば俺の仕事を手伝うだけだ。」
「ふ~ん…」
「で、明日の朝のHRの時間にまた会議がある。その準備を今日の放課後にするから、部活見学が終わったら会議室に来い。」
「了解。」
………あれ?
今、さらっと流しちゃったけど何で部活見学のこと知ってるんだ?
私、その事言ったっけ
私は思った事をそのまま聞いてみた。
「あぁ、それは恵夛が先生に呼ばれただろう?編入したてのお前は部活に入っていない。だから今日あたりに部活見学に行くのかと思って言っただけだ。」
「納得。
でもさ、間違ってたらとか考えなかったの?」
「まぁ、そのときは作者がなんとかするだろ。」
…………それ、禁句じゃない?
と、私が会長を半目で見ていると時間になった。
キーン
コーン
カーン
コーン×2
あ、チャイム
放課後に入ったか
「あ!!チャイムなったねぇ」
「はぁ、じゃあ生徒会の仕事に行きますよ。隼斗、充」
「あぁ」
「じゃあねー♪恵ちゃ~ん」
三人で、横に並んで今日も仕事頑張んないと!!安藤先輩がいいながらエレベーターに乗っていった。
なんだろう……こういう時に使うんだよね、嵐が去っていったって
私は苦笑したあとに職員室に向かった。
面倒だけど、先生に部活の案内頼んだの私だしね…
行かないと失礼でしょ。
てか………理事長室に職員室が近くてよかった。
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