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皆は配られた人から
カードを握り、魔力を
流し込む。
流し込んでいる間、
皆は話したり、
流し込むのに集中したりと
自由に過ごしていた。
「あの……
こんにちは。」
ある少女が隣の男子に
声をかける。
「ん?あ、あぁ。
こんにちは。」
少年は応答する。
この少年こそ物語の
主人公である、
相河透(アイカワトオル)である。
「私の名前は高島鈴
(タカシマ スズ)って
言います。
よろしくお願いしますね。」
少女は言った。
少女はかわいい系の
女子で、大人しい感じの
雰囲気を持っている。
ショートの茶色髪は
ややフワフワに
丸くなっている。
「俺は相河透。
よろしくな。」
少年は黒髪、
サラサラの髪に、
一般的なスタイル、
少しカッコイイかな?
ぐらいの顔つきを
している。
「えっと……、
あなたは何属性が
好きですか?」
「属性?
そうだな……
特に好き好みはないかな。」
「そうなんですか……。
あ、私は光属性が
好きです。
綺麗だし。
それと私の家族は
皆、光属性が使えるんです。
遺伝って言うのかな?
だから私も多分、光かな?」
鈴はニコリと笑う。
「ん?属性を俺に
教えちゃって大丈夫なの?」
「うーん……多分大丈夫!
いずれバレちゃうものだし、
あなたは何か優しそうな
感じがしますから。
あなたの家族は
何属性なんですか?」
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