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男は腰まである長い銀髪を揺らし、目の前に座る赤髪の男に遠慮することもなく、盛大に溜息を零した
この銀髪の男こそが、『幻影の銀』と称されている、ブロード・ザイロフォン・ローゼンベルク。最近の愛読書は、求人案内だ(冗談ではなく、本気で)
そして赤髪の男は、ブロードの属する『赤髪海賊団』船長・シャンクス
「頭ァ、何か用ですか?」
因みにブロードの頭の中には、いやな予感が9割を占めている
「ルf・・・「失礼しま・・・っち。」・・。」
シャンクスが『フィ』と発音する前に、立ち去ろうとしたが、長髪の髪をガシリと掴まれ、それは叶わなかった
「で?麦藁の船長がどうかしましたか?」
渋々といった感じで、シャンクスに向き直る
「ルフィが、今日来るだろ?」
「そうですね。」
そう。今日は、麦藁の海賊団の四皇入りを祝い、この『レッド・フォース号』で、赤髪・白ヒゲ・麦藁のクルーで宴を開くのだ。
「そこで、『サウザントサニー号』をココまで案内して欲しい。」
「何で俺が?ベックマンやヤソップとかの方が顔見知りでしょう?」
大体理由は想像できるが、敢えて聞く自分はどうしたもんかねと、ブロードは本日2度目の盛大溜息を吐いた
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