7人が本棚に入れています
本棚に追加
そんな危なっかしいバトルをしなければならないと思うと……
はっきり言って憂鬱だ。
だって……魔物と戦った学生が死亡って事がないにせよ、重傷を負うってことは力学学園では起こってるからね。
全く、俺は普通の勉強をする高校に受かったつもりだったのに……
これからの学園生活を思いブルーになる。
「そんな落ち込むなよな~。
真力使えるなんて最高じゃん」
秋良は俺を慰めようとするが……
さすがにこんな早く立ち直れる話じゃねぇって……
そうしてブルーなまま……
机に突っ伏していると……
「あの、一緒にチーム組みませんか?」
俺たちに話しかけてくる2人の女子。
思わずバッと起き上がる。
俺だって健全男子! 故に女子に話しかけられれば嬉しいし、反応する!
さて……どんな方だろ。
1人は背中までスラッと伸びた黒髪を持ち、にこやかにしている人……こっちが話しかけてくれた方かな。
着物がとても似合いそうな雰囲気だ。
ちなみに…グラビアアイドルに引けをとらないぐらい胸の部分が良い発育をしている。
数秒の間、一部分に目がいってしまった事は許してほしい。
そしてその後ろに、肩ぐらいまでの栗色の髪をした女子。
こっちを見て思ったのが…ものすごい童顔。
下手すりゃ小学生って言われても違和感がない。
体格も顔もだ。
美少女……まぁこれが良く当てはまるかな?
何て対極な2人なんだ。
「おぉ~! チームになってくれんの?」
秋良は黒髪の女子に話しかける。
それにしても、都合が良いな。
そう思って辺りを見渡すと……俺たち以外はチームができている。
なるほど、選択肢がなかっただけか。
最初のコメントを投稿しよう!