摂食障害の今まで、これから。

数字が見えるから拘ってしまう。

小さいときから、食品の裏側の細かい原材料表示やら栄養素の数値やらを眺めるのが好きだった。
「好き」なんて言葉ならかわいいもんだ。これは明らかに「数字への拘り」だったんだろう。

100gあたりのカロリー、一袋あたりのカロリー。

最近流行りの「０」表示、脂質ゼロ、糖質ゼロ、カロリーゼロ…摂食の患者には危険な香りが漂う。

基礎代謝や日常の活動で必要なカロリー分、しっかり計算して適正体重になるよう健康を管理するのなら良いのだろうけれど。
拒食・痩せ願望の強い人は摂取カロリーは少ない方へ、体重の数字も少ない方へ…としてしまいがちなんだろう。

自分が拒食ピークの時は、日に何度も体重を測った。少しでも増えるとパニックのように原因をぐるぐると考えて、過活動に走っていた。