数字が見えるから拘ってしまう。

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この拒食ピーク、去年の夏ごろだったのだけど。 内科的疾患を検査し尽くし、やはり何食べても吐くのは精神科な症状だね、と閉鎖病棟に移ったのが6月半ば。 検査入院中は点滴からの栄養だけだったのに、精神科に来ていきなりご飯150gの常食を出された。 少しでも残したらラコールという200kcalの飲み物を飲まなければならない。 ほぼ全部…でも少しだけ残してラコールを飲み、食堂での安静1時間の後トイレに全部吐き捨てていた。 当然体重は減っていった。ただ、内科と違って週に一度しか体重を測らないのが不安で仕様がなかった。 点滴で1,5lくらい入れても、末梢の腕からの点滴では500ml200kcalが関の山。 針から漏れて腕がパンパンになったり感染起こして熱が出たりと、身体の状態は悪化していく一方だった。 7月半ば、40℃を越える熱が3日ほど続き、内科の主治医の判断で再び内科に異動された。
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