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弟『ねーちゃん』
私『何翔太?どした?』
弟『何か欲しいものある?』
私『彼氏』
弟『…ふーん』
私『???』
弟の翔太がやたら私のことについて聞きたがる。
私の名前は優衣。どこにでもいる普通の高3の女子。弟の翔太は2こ下の高1で、私と同じ高校に通ってる。
このころは何も感じなかったけど…今思うとやっぱり翔太のこの言動は不自然だ。
…と、1通のメールが届いた。
このアドレス…見たことないな…?
見てみると…あ、陽くんだ。
硬式テニスクラブの後輩で、翔太の先輩でもある…
そぅ、あの子!
陽【夜分遅くにすみません。翔太にアド聞きました。迷惑でしたか?】
私【迷惑じゃないよ】…と
陽【ほんとですか!?よかった Gw暇なときとかメールしていいですか!?】
私【いいよ】…と。
…ん?
男の子からいきなりメールきて、感づかない人っているのかな?
感がいい私はすぐに気づいた。
陽くんって私に気があるんじゃないのかな…
でも、私の勘違いだったら悪いから、気にしないでおこう。
もしそうでも、あからさまに避けたら可哀想だし。
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