第1章

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なのはたちの買い物に付き合うのは大変だった 最初は雑貨屋に行くと、靴屋、そして洋服屋といろいろ周っている 俺の手にはたくさんの袋が両手に提がっていた なのはたちはそんなに買い物をしていない…予算もわかっているらしく、これと決めたものしか買っていない なのに、何で…両手にこんなに袋が提がっているかと言うと、簡単だった 3人も居るからだった 3人が買い物すれば、3人分の袋を持たないといけない。つまり、袋の増える量が3倍になるわけだ その3人は洋服屋であれをこれをと話していた なのは「ねぇ、この服似合うかな?」 なのはは一枚の服を手に取ってフェイトに見せた フェイト「こっちの方が似合うと思うけど」 フェイトもまた一枚の服を手に取り、なのはに見せる なのは「えぇ~。それ、フェイトちゃんの方が似合うと思うよ」 フェイト「そうかな?」 はやて「なぁ、なぁ。これはどうや?」 はやてもまた一枚の服を手に取って見せてくる なのは「それ、可愛い!」 フェイト「はやてに似合うと思うよ」 はやて「えへへ、そうかな~?」 はやては照れたように答えている こんなやり取りがもう1時間以上続いていた そして、俺は1つ気づいた 女の子の買い物はすごく疲れると……… それでも俺は不思議と嫌な気持ちは出てこなかった レイン「本当に楽しそうだね…あの3人…」 俺は自然と微笑んでいた
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