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「こんの……シバく、絶対にシバく!!」
この俺をからかいやがって、パインヴィレッジが!!
俺は拳をパキパキと鳴らしながら松村にゆっくりと近づいた。
……左手鳴らなかったけど。
「ちょっと待てって、協力してやるからさ」
松村はヘラヘラと笑いながら逃げる。
「……本当に協力してくれんだろうな？」
なんだかんだで是非とも松村の協力を得たい俺は松村にそう聞いた。
「もちろんであります、隊長!!」
松村はビシッとこちらに向かって敬礼した。
「で、具体的にお前は何をどう協力してくれるんだ？」
「俺に出来るのはとりあえず、全く接点のないお前と会長の出会いを演出することだ」
「は？」
まず、同じ学校に通っているという最低限の接点があるはずだが……。
まぁ、それが前提であれば、他の接点はないが……。
「いいか、俊祐。 善は急げ、だ。 今日の放課後に作戦を開始する!!」
俺はもちろんそれに頷いた。
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