スタート

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目を覚ますと、彩帆は腕の中にいなかった ガチャ 樹「眠れたか?」 彩帆「あ、うん…」 キッチンへ行き 樹「何やってるんだ?」 彩帆「今年はおせち作らなかったから、せめて…お雑煮だけでも作ろうかなと思って」 樹「そっか…」 彩帆「樹、何個食べる?」 樹「4個」 彩帆「え?4個?」 樹「何だよ」 彩帆「ううん。じゃあ、私1個」 樹「もっと食べろ」 彩帆「なんで?」 樹「成長しないだろ?」 彩帆「成長って…」 食べ終わり 彩帆「皆美のとこ、行って来るね」 そう言うと、お土産を持って、隣へ行った ピンポーン ガチャ 皆美「彩帆(笑)」 彩帆「お土産持って来た(笑)」 リビングへ行き 皆美「温泉どうだった?のんびり出来た?」 彩帆「まぁね(笑)でも疲れた(苦笑)」 皆美「バタバタだったからね」 彩帆「佐野君は?」 皆美「飲み疲れて寝てる(苦笑)」 彩帆「そっか(苦笑)」 皆美「結婚しても、あんま変わんないでしょ?」 彩帆「んーー、基本変わんないかな(苦笑)あ、でも…意識が違うかな」 皆美「意識ねーー、あれだ。奥さんになった、名字が変わった、結婚したって…?」 彩帆「…うん。そうやって、意識してないと実感って湧かないね(苦笑)」 皆美「先に一緒に住んだからね。彩帆の嬉しさと、広瀬の嬉しさの違いはあるけど…とにかく、よかったね(笑)」 彩帆「うん(笑)」 部屋へ戻ると、樹は出掛ける用意をしていた 彩帆「どっか行くの?」 樹「翼ん家」 彩帆「じゃあ、留守番…」 樹「彩帆も一緒に行くから、着替えて来いよ」 彩帆「でも……」 樹「芹菜か?」 彩帆「(頷く)」 樹「大丈夫だよ(笑)」 不安を覚えながら、着替えた .
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